そのうちにお偉いさんたちも お酒がまわってきて 「香苗ちゃ〜〜ん、かわいぃ〜」 なんてはじけていた。 唯一しんみりと涙モードになった お父さんとお母さんへの手紙の朗読は みんな泣きすぎて 「あー、久石社長についていてよかった。 これは酒を飲んで盛大に祝おうじゃないか」 と、どんどん賑やかになっていった。 俺ら高校生も50のおっちゃんとかと 「彼女いんのか!?坊主?」 なんて話しながら盛り上がっていた。