「今日、祥ちゃんとあたしもデートだから」 そう、得意げに笑う。 真帆は中三だけど、中一から付き合ってる祥ってやつがいるみたいだ。 「あのぼけーってした面のガキか」 そう、俺が言うと 真帆はちょっとほっぺを膨らませて 「ぼけーじゃなくてふわふわしてんの」 って言った。 ったく、あんな野郎のどこがいいんだろうな。 そんなことおもいながらも 俺はドアを開けた。 「彼女に嫌われないようにね」 「お前もふわふわ野郎と仲良くな」 って行って外に出た。