「おっ 王子様と白雪姫の対面かぁ〜?」 川崎くんがそういうと みんなものってきて 「ひゅーひゅー」 「いまキスの練習しちゃえばー?」 なんて 野次がとんでくる。 「…………お前」 「どーせ、似合ってないって言うんでしょ? はいはい、知ってますよ」 あたしは ひょいと背をむけると そのまま歩きだす。 このまま ばかされるよりは 逃げた方がましっ…!! そうおもってたのに、 歩きだしたとこの床に あたしが履いてたヒールがつっかかって 「わっ…」 見事にこけた。