………………………。
「ほのかー?
着たー?」
「……きた、よ」
現在、
文化祭当日。
……あたしは、白雪姫の洋服を着させられてる。
「こんなの、
絶対似合ってないし……」
あたしは
渋々、でてきた。
青と白のスカートに
ひらひらしたレース。
リアルに白雪姫。
……誰が作ったんだろ、こんなの。
「うわっ……
あんたかわいいじゃん!
なんか…
小学生のお姫様って感じ」
……それ、いいの?
完全に、ばかにされてるでしょ。
「あーっ
ほのか!」
となりのクラスの茜が見に来た。
茜は完全に仲良い友達。
ほんとは
すごい女の子らしくて、
一途な子だった。
「似合ってるよっ!
小学生みたい!」
「だからそれ褒め言葉〜?」
茜と涼が顔を見合わせて
「「褒め言葉だよーっ」」
って
やたら写真をとられた。
…絶対ばかにしてる。

