「だからなっ………」 あたしをそっと屋上に下ろす。 「佐伯のこと…… わかってやって…」 あたしの背に目線を合わせて あたしを抱きしめた……… 「あいつなら……… 不器用だけど……… 大丈夫…だから 陸君が保証するよ」 ………懐かしい風が通った。