「なぁ、俺のこと好きか?」 あたしのあたまに手をまわす。 意味ありげに笑う冬哉はなにかたくらんでるみたいだった。 「好きっていったら?」 もういいよ。 考えるのも疲れた。 精一杯振り回されてやる。 「疑問形とか、いつからそんなえらくなったわけ? お前さぁ、色気もないくせに俺の側にいるだけましに思えよ」 あたしの体ん中、 ー今快晴だけど ー大雨だ…。