それで終わりかと思いきや 「今日、放課後残れる?」 最高に優しくあたしに聞いてきた。 なんなんだろ… 冬哉はあたしのことなんかいっつもがさつに使うのに 今日はちがう。 「え、あ、まぁ…」 あたしが曖昧な返事をすると冬哉は 「よかった、じゃあ放課後保健室で」 保健室…? なんでだろう。 あたしはこの時不信に思えばよかったのかな? なんにもわかってない あたしには 冬哉が誘ってくれたのが嬉しくて 舞い上がってた。