あたしは教室を開けた。 いつもと同じ香りと空気。 「あっほのかー!」 開けると同時に走ってくる香絵。 「よかった、来てくれないかと思った」 またなきそうな顔してあたしと手を握る。 「大丈夫だよ〜」 香絵心配しすぎ。 香絵だってつらいんだから、そんな顔しないの。 あたしは香絵とふざけながら席についた。 朝が怖いのは、 あなたが来るまでが一番 息苦しいんだからね…? 冬哉……。