あたしはぴたっと足を止める。 だれだれに悪いからとか考えてるけど本当は違って たんにあたしが傷つきたくないから。 あぁそうだ…。 こんなときに冬哉をスキになったんだ。 あたしがぼーっと考えてると 「ほのか?!」 香絵に顔をのぞかれた。 香絵の セミロングの髪が揺れる。 あたし、こんな子といれるだけましか…。 「あ、ごめん。あのさ、二人でいっていいよ。」