「なんだぁ、席離れちゃったね」 涼って子とほのかってやつは 仲良く話してる。 「あっ!隣、佐伯君じゃん!」 涼って方が俺に気づいた。 涼の方も俺みてもあんまりなんとも思わないらしく またほのかに目を移す。 「知り合い?」 「全っ然、むしろ他人だし。ただ有名だからさ」 涼って子、なかなか天然だ…。 ニコニコしながらさらっとひどいこといってる。 でも 俺が傷ついたのはそのあとだった。