川崎はわかってんのかわかってないのか、 よくわかんないけど 相変わらず緩い笑顔で俺を見てた。 一番うるさい男、益谷が騒ぎはじめると 「好きな奴いんの?」 「内緒」 「うわっ否定しない〜! どうすんの!?学年一モテる野郎に好きな奴ができたかも!!」 うるさい男共はギャーギャー騒ぎはじめる。 人のことより自分のこと考えろつーの。 「益谷お前それ以上ろくなうわさ流すと好きな奴広めんぞ」 「んな!?な、なんで知ってんだよ!?」 益谷は動揺しはじめる。 本当はしらねーけど。