おかん

今回の入院の期間は長かった。

3ヶ月たっても
外泊許可がとれなかった。

それも仕方がない。
動くだけで息切れし
酸素マスクを口に付けないと
うまく息ができなくなっていた。


病室では無言の時間が
多くなっていた。

しゃべりかけると
無理に話そうとするので
なるべくそっとしている。

変わり果てた姿。
顔は腫れがみえ
手足も少しむくんでいる。

きついだろう。
悔しいだろう。


おれはただただ
ベッドに横たわる
おかんも見ていた。