おかん

おれは今まで堪えていた
思いが全部
涙に混じって溢れだした。

いつもいつもいつも
おれはおかんに
助けられっぱなし。

こんな時でさえ。

許してもらえなくてもいいなんで
まったくの嘘だ。

ホントは家族に混ざって
みんなでおかんの病院に
いってやりたかった。

みんなでおかんを
支えてやりたかった。


おれの涙腺は
壊れたかのように
涙を流し続けた。

でも言わなければ
いけないことがある。

その想いを一言だけ
振り絞るようにだした。







ごめん。ありがとう。と。