ある日おれは初めて
親父に本気できれられた。

『お母さんの状態
分かっちょんか?
お前のせいでストレス溜まって
病気になって今も
お前の心配ばっかで
どんどん悪くなっていきよんぞ。』


おれのせいで。

分かっていた。

だかいざ口にされそれを聞くと
おれはやり場のない思いが込み上げる。


だけどこれをきっかけで
少しは変われた気がする。

なるべく夜ご飯は
みんなのところでは
一緒に食べれないが
うちで食べ
遊びにでる日にちも
少なくなっていった。


だけど
家族の中ではやはり
浮いた存在。

空いた隙間はなかなか
ふさがることはない。

当たり前だ。
隙間は深すぎる。

おれが作った隙間だ。

自分のしたことなのに
変わろうとしているおれを
無視し続ける家族を
キライになっていた。

何でもうまくいかないと
すぐに苛立つ性格。

おれはどうすればいい。