「いまは栗野に仁菜子が一番近いんだからアタックあるのみ。避けてる場合じゃないよ。頑張って。」 チャイムが鳴り、自分の席に戻った。 そうだよね、友美の言うとおり。 栗野はモテるんだよ。 ほかにもあたしみたいに好きな子たくさんいるんだ。