「だから仁菜子の理想はまさに栗野だからね」 はぃっ!? 友美なにをいってるの!? そりゃあたしの理想が栗野に近いかもしれないけどあたしは全く栗野のこと好きぢゃない。 「違うからー!!ってか友美、早く教室行かなきゃ遅刻しちゃうよ」 そういってあたしたちは騒ぎのたくさんの人の間をぬけて教室にむかった。