峰岸勇樹は、小学校からの同級生だった。


顔もまぁまぁで社交的だから、それなりに女子にも人気があった。


あたしにとっては、ただの仲のいい同級生だけど。


まぁ、思春期真っ只中の中学生活だから、ただの友達として見てくれない奴もいる。

けど、元々あたしも峰岸も、あまり周りの見方や噂には左右されない方だから、それなりに友達やってた。


「部活の先輩に聞かれたよ〜!峰岸は同級生の永山麻美と付き合ってんのか?だってさ」


「はぁ?何であたしが峰岸と付き合わなきゃなんないのよ」


「だよなぁ?友達なのにな?」




峰岸は、よくしゃべり、よく笑う。

たまにいい加減で、嘘かホントかわかんない事を言う。


結構、調子がいい方なんじゃないかな?



ただの同級生だけど、やけにあたしには馴れ馴れしくて、うるさいなと思う時もあった。


そんな峰岸の小さい頃からの夢は、宇宙飛行士になる事だった。




「俺、絶対に宇宙に行くんだ。宇宙から地球を見てさ…できれば太陽系制覇したいよ」



峰岸は、毎日同じ事を話す。