Penalty★Game


「今度黒沢クンも一緒にみんなで遊ぼうよぉ」

「ウチらも3人だし。ちょうどいいよね」

「今日の放課後とかは?」





盛り上がってるのは女の子3人だけで。

いっちとかけチャンの2人は。

自習課題のプリントをやってるらしく下を向いたまま。





あんなに無視されたら。

フツー気付くよね?

自分に興味を持たれてないって。

それでもあの子たちが。

黒沢たちと遊びたい理由ってなんなんだろ。





…うーん…。





そんなことを考えながら。

クルクルとシャープペンを回していたら。





「…気になるならメールでもしてみればいいのに」





プリントを進めていた里佳が手を止めて。

顔をあげると、ため息混じりにそう言った。