うわっ!!
なんなの!?この自信は!!
どこからこの自信は湧いてくるわけ!?
“I'm No.1!!”なんて。
今にも言い出しそうな自信満々な顔しちゃってる。
コイツの鼻っ柱を折ってやりたい…っ!!
「…わかった。その勝負受けてたつよ」
所詮はジャンケン。
ジャンケンなんて時の運。
昨日みたいに負けないんだから。
「なに賭けるの?」
「ん~…飯食った後の時間?」
「なにそれ」
「帰るもよし遊ぶもよし。勝った方が決める」
「…わかった」
絶っっっ対に勝って。
今度こそ黒沢をパシってやるんだから。
覚悟しとけ!!
背後にメラメラと炎が出そうな私に。
黒沢は目を細めて唇の端っこを持ち上げた。
「…じゃ、いくぜ?
さーいしょーはグー、ジャンケン…」
「「…ポンッ!!」」

