Penalty★Game


……まさか。

まさか、まさか、まさかっ!!

こんな展開にありがちだけど。

ひょっとして黒沢。

小学校のときから私のことを…。





「…それはない」





まるで私の考えているコトがわかっているかのように。

黒沢は眉間にシワを寄せて。

顔の前で“ないない、ありえない”と手を振った。





…違うにしたってさー。

そんなはっきり言うことなくない?





…って。

じゃあ、なんで?

なんで“つきあって”なんて言葉が出るの?





それに。

よく考えなくてもおかしい。





「…なんで黒沢とつきあうのが“ペナルティー”なの…?」





お互い何とも思ってないのに。

なんでそれが“ペナルティー”?





もしや。

またよからぬことを企んでるのか…?





疑惑たっぷりの目で。

黒沢を睨んだ。