Penalty★Game


そんな私にはおかまいなく。

会話の内容とは全くかけ離れた。

真剣な表情のかけチャンといっちが話を続ける。





「悠もよくガマンしてるよな。
自分の彼女相手にホッペにチューだけなんて」

「ホント」

「いっちなら即ヤリ確定」

「おいッ!!人聞き悪いこと言うんじゃねぇ!!」

「いっち、サイテー」

「ちょっ…里佳チャン!?」





里佳は笑ってるけど。

笑えない。

笑えるわけない。





だって黒沢と…だよ!?

ありえないし!!

つきあってるけど(仮)だし。

不意打ちみたく、キ…キスもされちゃったけど。

そこまでする必要はないでしょ!!





黒沢と、なんて。





「絶対ありえない!!」





心の叫びだったはずが。

しっかりと声に出てしまった。