「蓮がいたら着替えられない!」

「別にいいじゃん……」

蓮はぶつぶついいながら部屋を出た。


私は急いで着替えて荷物を持ち部屋を出た。


ガチャッ

ガッ!

「いってぇ!」

え?

「蓮!?」

「なんだよ!」

「あぁっゴメンね!」

「別に……」

怒ってる……

「なんでいるの?」

話をずらしてみた。

「待ってたんだよっ」

「…ありがとう。」

「ほら、行くぞ。」

蓮は私に手をさしのべた。

「うんッ」

でも、話ってなんだろう。

大事な話なんだよね?


「どうした?」

「あ、ううん何でもないッ」

「そ?」