スイート キッス

「蓮ッ」

「なーに?」

か、可愛い……

「そ、そろそろ戻らないと!」

「もうそんな時間か。」

「ほら、集合場所行こ。」
「うん」

私達は手を繋いで集合場所に向かった。

「うわぁ、みんな来てるね」

「あッ!梨香ぁ遅いよ」
凛が翔先輩と一緒にきた。

「皆何してんの?」

「あ、そうそう見てきたら?組み合わせ。」

「え?」

「ほら、さっき言ったじゃん。」

私が何の事を言っているのか分からないでいると、蓮がそう言った。


「あぁ、そっか。」

「じゃあさ、俺見てくるよ。」

「あ、ありがと。」

蓮が珍しく優しい。

「でさ、私達はその白羽男子のペア2人を探してるの。」

「凛ちゃん、そろそろ探さないと。」