スイート キッス

蓮は私の事を壁に追いやり私の頭の横に手をつき私が逃げられないように足を少しまげている。


桐生君と白石君は少し困った様な顔をしている。

「なんでいなくなった?」
「……うぅ…蓮のばかぁ…」

「はぁ?」

蓮は私の頭を優しく撫でて
「言わねぇと分かんねぇよ?」

と言った。


「蓮が、知らない子と仲良く喋ってるから……!」

「それってさ、嫉妬?」

「…………」

「へぇ、否定しないんだ」
「悪い!?」

「ぷっ」

「笑わないでよ」

「あいつは小学校同じだったんだよ。」

私と蓮は幼なじみだけど小学校は違う。

「で?お前はそこの2人と何話してたわけ?」

「あ、同じ小学校だった白石君と…」

「桐生智樹」

私が名前を言おうとしたら桐生君が先に言った。

「あのさ、もしかして赤羽学院の生徒だったりする?」

突然桐生君がそんな事を聞いてきた。

「そっちこそ、白羽男子の生徒だろ。」

蓮が言い返した。

「なんで知ってる分け?」
「感だ、感。」

「あの、それはどういう…」

私が2人の間き入ると