そう言って私は車に乗り込んだ。

…っ!!
痛いッ
……腰が……

「どうかなさいました?」
車を運転してる内田が私にそう言った。

「なんでもない。」

「そぅですか?」

内田は再び運転に集中し始めた。

「着きましたよ。」

「えぇ。」

私が車から降りようとすると、綺麗で大きな手のひらが私に差し出された。

「蓮?」

そう、そこにいたのは蓮だった。

「手出せよ。」

「…ありがと。」

私が立った瞬間腰に激痛が走った

「…つぁッ!」

「どした?」

「なんでもない。」

「うそつけ!」

うぅ……
「腰、痛いんだろ。」

「なんで!?」

どうして分かったの!?

「まぁ、昨日の今日だしな」

どういう意味?

「あの…?」

「あぁ、お前みたいに鈍い奴には分かんねえよ。」

…………

「っていうか言葉使い…」
「あぁ、もういぃんだよ」
「そうなの?」

何ていったらいいんだろ?
複雑な感じ。