嘘………

……私?

「あの…蓮?」

蓮はそのまま近くの公園に入って行った。

私もそれに合わせてついていく。

「ぶっ」

蓮がいきなり止まったから蓮の背中にぶつかった。

「いってぇな…」

「蓮が急に止まるから…」

「俺、お前が急にいなくなって泣いた理由分かったわ」

「……?」

「言っていいの?」

蓮はニヤリと笑った。

「何?」

「嫉妬したんだろ?」

「なッ!?」

「あ、図星?」

やっぱりニヤニヤ笑ってる。

「…るぃ…?」

「は?」

「悪いって言ってんの!」
「ぶはッ開き直るなよ。」
蓮は笑いだした。

何がおかしいの?

「別に…ぶっ…悪くねぇよ。」

「ひゃあッ」

「俺も好きだし。」

蓮は私の事を抱きしめて耳元でそう言った。

カァと赤くなる私をみてまた笑っている。