-キーンコーンカーンコーン- 終わりのチャイムがなる。なんとなく悲しくて貴ちゃんの顔見てたら泣きそうになった。 「よし!次はちゃんと出てくるねーっ!貴ちゃんがサボリ姫とか変なあだ名つけるし!」 笑いながら言ったものの、もう貴ちゃんへの思いは、パンパンに膨らんで平然を保つのが精一杯だった。 「おう!頑張れよ、サボリ姫!」 笑顔でそう言って手をふる貴ちゃんに、私は何も言わず笑顔で貴ちゃんに手をふった。