たばこ、いる?



俺まで泣きたくなってきた…

もう、2人を見てるのが
辛れーよ。


「全然わかんねーな!!!
 俺は、何でいきなり
 お前の気持ちが変わったか
 全然わかんねーよ!!!
 なぁ、最後に教えてくれよ
 何だったんだよ
 いきなりすぎて
 わかんねーよ!!!」

香月…

「いきなり?
 香月はあたしの気持ちにも
 気づいてなかったんだw
 あははっ
 結構前からよ
 飽きてたの
 ずっと香月って男しか
 知らなかったからね。
 あんたも、いつまでも
 あたしの事思ってないで
 サッカーにでも集中してなさいよ
 それとも、ヤリチンにでもなって
 いろんな女経験してみなさいよ!
 あははっ
 じゃ、さようなら」

ミヤ…

「ミヤビーーー!!!!!」

香月は叫んだ

「ぅっ…」

ミヤの泣き声が聞こえる
香月には
聞こえてねーのか?


どーしたんだよ…

何で追いかけねーんだよ!
香月…

「なぁ、幸喜…」

「うん?」

「ミヤビ、何で泣いてるんだ…?」

「え…」

気づいてたんだ

「俺が支えてやっていいのか?
 あんなボロクソ言われて、
 でも俺があいつを支えていいのか…?
 情けねー姿だけど
 俺、今どーしていいかわかんねーよ…
 ミヤ…
 ミヤ…」

「いいんじゃねーの?」

ん?
渚!?!?

「支えたいんだろ?
 そんなの香月の勝手だろーよ
 行って来いよ」

「ちょ…
 渚!?!?」