たばこ、いる?



「あ…」

俺らの前の席に
食べ物を運んで来た

香月の彼女

名前は…
ミヤビだ!!

みんなでミヤって
あだ名をつけたんだよな

「来たよ?
 聞かないの?」

「おぉ
 ミヤ!」

帰ろうとした
ミヤはビックリした顔で
こっちを見た

「え…?」

「俺、香月の友達の
 幸喜
 覚えてる?」

「幸喜…
 あぁ!幸喜君?
 こんにちは
 久しぶりだね
 彼女出来たんだw」

「おぉ
 つかさ、単刀直入に聞いていい?」

「ふふ…
 聞きたい事はわかる
 気付いた?
 やっぱり…
 最近目立つなーって思ってたんだよねw」

「香月との子?」

「うんw」

「香月に行った?」

「言ってないよw
 あんだけサッカー頑張ってる
 香月にサッカーやめろって
 言ってるようなもんだもんw
 でも、おろしたくないから
 あたし、お金は自分でなんとか
 できるし、親にも言ったw」

「そんな腹で…
 香月気づかなかったの?」

「うんw
 いつもワンピースとか着てたし
 こないだ別れたんだ」

「は?」

別れてんじゃん!
聞いてねーよ…

~~♪♪♪~~

話を聞いてると、
誰かからメールが来た

あ…

「香月だ…」