たばこ、いる?



「愛華!!」

「幸喜…」

「え?あれ?
 今話してた彼氏って」

「うん」
 
「超カッコいいじゃん!
 愛華ってカッコいい人しか
 周りにいないよね~
 羨ましい!!!」

「んなわけないじゃん」

俺は遠くから
愛華の名前を叫んだ

「友達?」

「うん」

「こんにちは~
 愛華の高校の友達ですw」

「どーも
 愛華のこと、
 かりていい?」

「あっ!
 どーぞ、どーぞw」

友達は愛華を
俺にむかって
押した

「うゎっ」

押されたことにビックリしてた
けど、俺はそんなの関係なし!

「ありがと」

「幸せにしてやってくださいねw」

「おう、ありがとね」

「いえいえ~」

「あっ、優衣ありがと!
 明日ねー!!」

「うん♪
 バイバーイ」

「行くか?」

「うん」

俺は愛華と手を繋いで
サイゼにむかった

女と手を繋いで歩くなんて
スゲェー久々。

「どこ行くの?」

「サイゼだろ」

「お腹すいてるの?」

「お前すいてねーの?」

「すいてる…」

「そ」