「七海?」

何かの甘い匂いと一緒に
瑞穂が私の名前を呼んだ

「ん―…どしたの?」

「何か合った?」

「え・・・どうして・・・?」

瑞穂はクスッッと笑って私の頬をつねった

「七海はさ・・・何か合った時 その顔するんだ。俺に言ってみ?」

瑞穂―…
それはあなたの悩みです

1番言えない
あなたに1番言えない悩みなんです


「バカ!何でもないよ!ちょっと考え事!!瑞穂もさ・・・私の心配ばっかりしてないでもっと私を頼ってよ?」

「あぁ―…。サンキュ・・・っ」


また・・・
なんであなたの笑顔は
その優しい笑顔は
泣きそうな顔なの・・・?