朝起きてカーテンをあける。


太陽の光がまぶしく差し込み、目をくらます。


しばらく目が重たくてあけられない。


長いまばたきをしたあと洗面所へ


顔をバシャバシャと洗い、鏡を見る。





―――最近、たるんでるなぁ。。


なんて思いながら、少し気になるお肌の調子をうかがう。



泉亜子

24歳。



どこにでもいる平凡な女性。

これと言った特技はなく、

やりたいこともない。

強いていうなら「若いお母さん」になりたくて、
このご時世に珍しく早めの結婚を望んでいる、くらいだろうか。


しかし彼氏はいるものの、彼と結婚……という感じではなくて、
適当に付き合ってあげてると言ったほうが適切だ。





1人暮らしをする、と実家を飛び出したはいいものの、

金銭的に余裕があるわけもなく

アルバイトしながら必死になんとか生計を立ててる。


でも何もかもが中途半端な自分の生活や生き方、そのほかほとんどすべてに、
自分でも嫌気がさしてる今日この頃だ。