偽りの my lover

 




[亮太SIDE]




「ねえ、最近亮太さ
 涼宮さんと仲良くない?」

「そーお?」

「うん、かーなーり!」




給食時間、

そう迫ってくる女子に

俺は顔を歪めた。



仲、いいのか?


涼宮さんとは放課後、

あのほんの少ししか話さない。



一緒にいるこいつらに比べたら

何十倍も違うと想う。