「昨日の女はどうだったわけ?」

まるで拷問だ。
この圧力は、重力を軽く捻じ曲げる。

「いや、まあなあ。
レンタルしたDVDをお前と見ようと思ったんだよ。
評判あるヤツでさ。
で、実際借りてみたら、そのショップで同じの借りようとしてた女の子がいてさ。
奇跡的にも置いてあるDVDは一個・・・」

おっと。


言い訳、喋りすぎたか?

そのまま由紀ちゃんの家に泊まりこんでしまったことなど、秘密にしておこう。



氷点下の眼差し。

ネネの特技、これからは「目で殺す」にした方がいいんじゃないか。




そこで俺は、思い出した。


「・・・ところで」





本日のわからないこと、みっつ目だ。


「俺のこの髪型、随分変えたけれど、似合ってるか?」

大きな変貌を遂げた俺のヘアスタイル。

人前に立つ立場として、相方に意見をもらうまで、落ち着かないのだ。