「日本の自己紹介は星座と血液型は言わなくちゃいけないの?」
「そうじゃないけどほら相性とか占うときに必要じゃない」
「なるほどね。結構乙女ちっくなこと考えるのね」
 出会い頭の険悪な空気で周囲をドン引きさせながらも勝手に馴れ合いつつある二人。
「ちょっと待ってお二人さん。俺の告白を・・・」
「待つのはお前だカルマ!」
「キャサリンを好きになってしまったのはお前だけじゃないぜ」
 振り返る。竹中と黒田、デブ専の同士として夢を語り合った仲間たち。
 そうか、たったいま俺たちはキャサリンを争うライバルなってしまったのだな。