その時紗織が突然思い出したかのように話始めた。
「あたし彼氏できた」突然言われた一言をなかなか受け入れられないあたしに紗織がまた話始めた。
「あたし受験の時、隣りの人に消しゴム貸してあげたんだよ。そしたら今日そのことがきっかけで告られちゃった。」
「でも、まだあんまり相手の人のこと知らないでしょ?」
「大丈夫だよ」
と言ってトイレに行っいた。
あたしは席に腰を降ろした。
「ハァー。本当に大丈夫かな?」
「何独り言言ってんだよ。」
「えっ!?」
振り返ったら健があたしの後ろにいた。
「別に、あんたには関係ないことよ」
「ふーん、つまんないの」
と言って他の男子と話始めた。
そんな健をあたしはつい見すぎてしまった。
「何真剣にみてんの?」
と紗織に言われてあたしは我に帰った。
「あっなんでもないよ」
と言った。