20XX年1月14日
まだ貴央と仲直りしてないー。
つか、会ってすらねぇ。
かんなにまで痩せたって言われちゃったし、ちゃんと食べようと思ってんだけど………。
「なにおにぎり睨んでだよ。」
「こいつが俺に食べられるのを拒んでくるから食えねぇ。」
真顔で言ったら爆笑された。
笑い事じゃねぇよ〜。
まじで食べれないなんとなく。
万里弥の食べっぷり見てるだけで、もう腹いっぱいだし。
「琉生、これ。」
万里弥やクラスの奴らとしゃべってたら、優奈が紙袋渡してきた。
チョコレートの甘い匂いがする。
「なに?」
「あげる。」
中身を見てみるとイチゴがたくさん乗ったチョコケーキ。
「最近、食欲ないみたいだから…。好きなものなら食べれるかなって。」
……いや、チョコケーキ好きですけどね。
いきなりケーキなんて食べたら胃もたれするよ。
優奈って頭良いけど天然。
「いただきまーす。」
「……望月くんに作ったんじゃないんだけど?」
「いいじゃん。食後のデザート。」
そんな感じでみんなでケーキ食べた。
ずっと優奈はむすっとしてたけど。
つか、優奈は俺にワンホール食わせる気だったのか(笑)
「なんで優奈はそんなに万里弥のこと嫌いなわけー?」
他の男子には普通に愛想いいのに、やたら万里弥のことは毛嫌いしてね?
「琉生が………。」
「ん?」
「二年になってから万里弥万里弥って……。望月くんばっかじゃない。」
「お前は彼女か(笑)」
「かんなちゃんは何も言わないの?」
「別に?お前と仲良くしてても何も言わないよ。」
「なんで?」
「さあ?誰と仲良くしても、俺が好きなのは自分だけって分かってんじゃね?」
「ふーん……。」
優奈はそれ以上なにも言わなかったけど、なんか元気なくなった。
え、ちょっと、もしかして……。
「万里弥にヤキモチ?」
「ち、ちがうよっ」
「だよな(笑)」
だって俺が優奈と仲良く出来るのは、他の女の子と違って優奈は俺を好きにならないからだもん。
俺のこと好きになってくれる子とは仲良くできない。
どうせ俺の見た目が好きなんだろうし。
でも、かんなは特別。
見た目とかじゃなくて、かんなば俺゙を好きでいてくれる。
なぞだけど。


