【BL】だいすきな青へ-Lost Memorys-




20XX年1月13日


今日は一日元気出なかった。

朝も貴央とは会わなかったし。

久しぶりにかんなと一緒に帰った。

「………琉生!」

急にかんなに腕捕まれてびっくりした。

「聞いてる?」

「…あ、ごめん。なに?」

もう、ちゃんと聞いてよ!って怒られると思ったのに、かんなは心配そうな顔をした。

「ごめんってば。どうしたの?」

「…………最近、琉生へんだよ。」

「はい?」

まあ、確かにいろいろありましたこど。

「私のこと避けてない?」

「…っ、」

「避けてるでしょ。」

「避けてねぇよ………。」

嘘です。避けてます。

避けてるっつーか負い目感じてる。

………だって俺、汚いよ。

男に抱かれて、捨てられて。

ボロボロできたない。

かんなに触っちゃだめだ。

かんなも汚れる。

……なんて、もう遅いかな。

散々、抱き合ってキスしてセックスまでしといて、今さら汚れるなんて。

「ごめん………。」

「え?」

「ごめん、なさい…。」

俺は汚い。

俺がかんなを汚した。

かんなが抱きしめてくれた。

でも、反射的に振り払ってしまった。

びっくりしてるかんなをみて後悔した。

「やっぱり琉生へんだよ…。」

「………。」

「琉生痩せたよね?元気なくない?何かあったの?」

病気のこと、親父の暴力、美里が出て行って、結也さんと再会して、貴央と喧嘩して。

いろいろありすぎて困るわ……。

「美里出てってから、ちゃんとした飯食ってなくて……。あと、昨日さ貴央と彼女のことで喧嘩して……。部活とか勉強とかいろいろあって、だからかんなのこと避けてるわけじゃなくて…、」

「うん……。分かった、ごめんね。琉生大丈夫?」

「うん、大丈夫。だいじょうぶ……。ごめんな、かんな。ごめん。」

「もぅ、謝らないでよー。」

ぎゅっと手を握ってくれた。

抱きしめたかったけどなんか抵抗があったから、仲良く手をつないで帰った。

流石に付き合ってるかんなに結也さんのことは言えなかったけど。

何も聞かないで傍にいてくれるかんな。

全て聞いて支えてくれる万里弥。

俺の大切なひとたち。