【BL】だいすきな青へ-Lost Memorys-




20XX年1月12日


今年入ってから、毎日書くようにしてる。

今まではめんどくさくて書かない日とか、疲れてて書かない日とかあったけど。

最近じゃ、毎日書かないと覚えてられない。

見返したときもいっぱい書いてる方がおもしろいしな!


万里弥ん家から直接学校行って、帰ってきたら貴央がめちゃくちゃ怒ってた。

「昨日、舞香たち来るから一緒にご飯食べようって約束してたじゃん。」

「………え。」

あ、ヤバい。

「ごめん。忘れてた…。」

いつもなら、もー、仕方ないな。いつならいける?ってなるのに。

「本当に?」

「え……。」

「嫌だから忘れてたふりして、万里弥君の家泊まりに行ったんじゃねぇの。」

「ちがう……。」

「なんでも病気のせいにして許してもらえると思うなよ?」

貴央の言葉が胸に刺さった。

「なんで俺が貴央の彼女と仲良くしなきゃいけねぇの?関係ねぇじゃん。」

つい言い返してしまう。

でも、本当は怒ってるんじゃなくて、悲しいんだよ?

「家呼ぶんだから、関係ない訳じゃねぇだろ。」

「じゃあ家呼ぶなよ。メーワクだから。」

「俺が舞香ん家行って帰って来なかったら、困んのはお前だろ。だからうちに呼んでんだよ。」

「は?俺のせい?」

「そうだよ。つか、迷惑してんのは俺の方なんだよ。」

「ッ、」

思わずリビング飛び出して、部屋閉じこもった。

貴央にとって俺は迷惑なんだ。

うん、でも、まあ、そうだろうね。

美里が出てって親父は酒呑んでばっかだし、稼ぎも家事も貴央に任せっぱなしだし。

弟の俺はすぐヒステリック起こして暴れるし、記憶障害でそのうち全部忘れちゃうし。

彼女すら認めてあげれない。

「ごめん……。」

俺がいなかったら貴央はもっと楽に生きてけたのかな。

つか、最近の俺、女々しくて嫌。

まじだるい。

いや、よくよく考えれば俺はこんなんだ。

独りじゃなにも出来なくて弱い。

でも、独りは怖い。

強くなりたいけど、そんな力俺には無い。

こんな時こそ全部忘れられたら、ぐちゃぐちゃ悩まなくてすむのに。

―――俺がいるから独りじゃない。

―――琉生はもう十分強いよ。

またあんたが出てくる。

優しい笑顔で笑ってる。

それが余計に辛いんだよ。