20XX年1月10日
最近、食欲ないー。
食べたいと思わない。
強いて言うなら美里のオムライスが食べたい。
「今日も昼飯食わねぇの?」
「んー、まぁ。」
「腹減らねぇ?」
「夜食ってますから。」
嘘だけどね。
万里弥は納得してない感じだけど、何も言わずに卵焼きあーんしてくれた。
いらないって言ってんのにおにぎりくれた。
部活あるんだから自分が腹減るぞって言っても、俺もお腹いっぱいなんて。
嘘つけ。
万里弥が細くても大食いって俺は知ってるんだからな。
「るーーい」
廊下歩いてたら急に背中重たくなった。
「っ、なにー?」
20センチ以上デカい功太郎が飛びついてくるもんだから、俺は倒れないように耐えるのに必死。
「あれ、お前痩せた?」
とか言いながらペタペタ体触ってくるし。
功太郎…それセクハラだぞ。
つか、やっぱり俺痩せたかな?
今まで通りベルトしてたら、余裕あるんだけど。
カーディガンも地味にデカくなったし。
背が縮んでなきゃ何でもいいけど(笑)
「うぅー、抱き心地悪い。」
「じゃあ、くっつくなよ。重いし。」
後ろからぎゅーってしてくる功太郎の鳩尾に肘をいれる。
周りの目が痛いからやめろ。
ここ廊下だし。
「ぐぇっ」
「じゃ、俺ら移動教室だから。」
「お前も授業遅刻すんなよ。」
安定の功太郎のあつかい(笑)
んで、生物の授業はDVD観たんだけど、部屋が真っ暗になるわけよ。
小さい頃、親父に殴られては真っ暗なもの入れに閉じ込められてたから、暗いところは今でも怖い。
隣は万里弥だし、俺が暗闇苦手って知ってるし、ぴったりくっついてた。
「怖い?」
「…………うるさい。」
あー、なんか眠くなってきた。
いつも万里弥の隣にいたら眠くなってくる。
「最近、よく寝んね。」
「いや、家じゃ全然寝れねぇんだけど、万里弥といたら眠くなる。」
「俺の隣はそんなに安心か。」
「うん。」
「……………明日泊まり来る?」
「まじ?いいの?」
「抱きしめながら寝てやるよ。」
「それは大丈夫。」
ってことで明日は万里弥ん家お泊まりー。


