20XX年11月22日
今日は病気の方の病院行って、親父いないから晩ご飯は美里と貴央と俺の好物のオムライス食べる予定だった。
でも、忘れてて普通にいつも通り部活行っちゃったんだよね。
捻挫も、まぁマシになってきたし。
まだまだバスケは無理だけど…。
休憩中にやっとフリースロー成功した!!!
うぉー!!!よっしゃぁ!!!みたいな。
テンション上がりすぎて、万里弥に飛びついちまったもん(笑)
足、痛かったー。
んで、帰りに………。
「やっとフリースローの七本連続シュートも成功したし、何か食べにこーぜ。」
「行く行くーっ」
万里弥と近くのファミレス行った。
家、帰ったら美里が三人分オムライス作って待ってて。
「え、なにこれー?オムライスって知ってたらご飯食べて来なかったのに。」
美里のオムライス大好きなのに……。
「え…っ」
「え?」
ビックリしてる貴央と美里。
どしたの?
「足の病院行ってきた?」
「行ってないけど。」
「………そっか。」
俺が言うと美里はリビングは出て行って、椅子に座った貴央が珍しく真面目な顔しててちょっとビックリした。
貴央の話によると、今日は足の病院に行って、親父がいないから俺の好きなオムライス食べるって予定だったんだって。
全く覚えてねぇ……。
今までだったら言われたら思い出せたのに、未だに思い出せねぇし。
最近、忘れ物とか多いし、やっぱり病気悪化してるよな……。
オムライスは食べたけどね。
美里と貴央と三人で。
でも、夜中に美里と貴央が話してるの聞いちゃったんだよな。
「ねぇ、貴央……。なんで琉生なの?なんであの子が病気なの?なんで…っ」
泣きじゃくる美里と慰める貴央。
「私がお父さんからちゃんと琉生を守ってあげられてたら…っ」
悲痛な美里の声に耳を塞いだ。
「美里は悪くねぇよ。琉生のこと助けてやってるって。」
「でも……!!!」
「ほら、明日も朝早いんだからそろそろ寝よ?」
リビングから出てくると思ったから、俺は慌てて部屋に戻った。
あぁ、もう、なんで俺なんだろーね。
忘れる方より忘れられる方が辛いのに。
家族のこと忘れるとかどんだけ親不孝な息子なんだよ。
ごめんな美里、貴央。


