【BL】だいすきな青へ-Lost Memorys-




20XX年11月21日


昨日、病院行ったら全治一カ月で、一カ月は部活出来ねぇんだって。

ひょこひょこしながら学校行った。

電車通学だから駅でやたら注目された。

階段で苦労してたら万里弥が助けてくれた。

タイミング良すぎだろ。

「おはよ。」

「なんで居んのさ。」

「琉生が朝練来ないて思ったからさ。」

「……ふーん。」

さり気なく鞄持ってくれる万里弥。

まじ王子だよな(笑)

「足どうだった?」

「あー、一カ月くらい掛かるってさ。」

途中で二週間テスト挟むから、実質見学は二週間なんだけど……。

見学とか差開くし置いていかれる気がするから焦る。

それでなくても下手くそなのに……。

「あせんなよ。」

「えー?」

「無理しないでちゃんと治せ。」

「………。」

心の中読むなよ。

「琉生、返事わー?」

「…………へぃ。」

渋々返事した(笑)

あー。一カ月かー。あーあー。

………一カ月って長い。

ふと空を見れば、今日は天気が良い。

雲一つない晴天だ。

こんな日に思い浮かぶのは――………。

「……万里弥って空だよな。」

「はぁ?」

「イメージカラーは青だし。」

空はいつでもそこにあって。

包容力あって寛大で。

辛い時でも、嬉しい時でも、いつでも傍にいてくれる。

いつでも隣にいてくれて、俺を助けてくれる。

「俺が空ならお前は――………」

万里弥が何かを言った瞬間、めちゃくちゃ強い風が吹いた。

「寒……ッ!!!」

「早く学校行こーぜ。」

「そだな。」

バスケだってそうだ。

何にも捕らわれない自由なスタイル。

全員を生かす確実なパス。

バッシュもド派手な青色だし。

届きもしやいのに手を伸ばす。

追い越したいとは思わないけど、隣に立ちたいとは強く想う。