白弥に写された私は、酷く不安定で、未熟で、小さく見えた。


それが嫌で、余計に苦しい。


守られるだけの自分が、怖い。



「……悪い、不安にさせて。そんなつもりじゃなかった」


白弥がすまなさそうに俯いた。


「………違う。白弥のせいじゃないよ…」


そう呟くと、優しく抱きしめられた。


その温度が、心地好い。


どんな言葉よりも、落ち着く気がする。


ありがとう、白弥……