でも、 「先輩、掴まらないでください」 「咲菜ってば酷い…」 すっごく幸せそうだから、いっか。 ていうか、それより! 「咲菜!可愛いッ!」 「んなっ!」 咲菜は真っ赤になった。 うん。可愛い。 「じゃあ俺はもう行くね。ばいばい奈津ちゃん」 先輩は手を振って行った。 咲菜は真っ赤な顔でそれを見ていた。 ああ。可愛い。