桜、月夜、愛おもい。



苺のショートケーキとチーズケーキの入った箱を持って、私達は店を出た。

外はもう薄暗くなっていて、ライトをつけて走る車がチラホラ見える。



「じゃあね!奈津、明日ー」

「ばいばい咲菜。気をつけてね」


それぞれ挨拶をして、手を振った。