「ってか!!優真もなんか言ってよ!」
自分に話が振られると思ってなかったらしい優真は、「え?」と声を出しながらもあたしを助けてくれる気になったのかなってないのか。
口もとに緩い笑みを浮かべてから一言、
「まぁ、俺と舞の秘密ってことで。」
更に零と日向君の興奮を煽ったのであった。
それから零と日向君はぎゃあぎゃあうるさかったけど、優真はまじで帰らないといけないらしく、日向君を軽くかわしながら帰っていった。
日向君はそんな優真を追いかけて帰っていき、あたしも零からの質問攻めをなんとかかわし、自分の部屋に戻ってようやく一息ついた。
ふと、自分の部屋においてあった携帯を見ると、チカチカとランプが光っていて、メールがきたことを知らせていた。
なにげなく携帯をとって、瑠理だろうと思いながら携帯を開くと、それはさっき別れたばかりの優真で。
びっくりしたのと同時にうれしくなって、ワクワクしながらメールを開いたら。
「“明日、迎えに行くから”…?」
うれしくなってベッドの上でジタバタ喜んでたら、ベッドの角に足をぶつけて涙目になったのは、言うまでもない。
