「せんせーっ!舞がっ!!」
と言いながら保健室の扉を勢いよく開ける。
「どうしたの?」
どうでもいいことだが、オレは保健の先生と仲がいい。
まぁ、毎日のように来てるから当たり前か…。
先生はオレを見たとたんビックリしたのか、舞を凝視していた。
「…この子がどうかしたの??」
「見ろよこのあざ…」
オレは先生に舞の腹を見せる。
「あらっ!ひどいわね~…どうしたのこれ」
「わかんねぇ…たぶん殴られたんだと思うけど…」
先生は舞のあざをじっくり見た後、
「じゃぁちょっとその子こっちのベッドに寝かせてね」
と言ったのでオレは先生の言うとおりにする。
先生はどこからか薬を持ってきた。
「このあざは治療のしようがないわね~…とりあえず、薬塗るけど。あざが消えるまで、結構かかるわ。」
「…。」
あざが消えるまで、結構かかる。
なんで…オレは舞について行かなかった?
オレがついて行ったら舞はこんな姿になる必要なんてなかったんだ…
こんなあざ…舞は女の子なのに。
「それ貸して!オレが塗るから。」
オレは先生の手から薬を奪い取る。
「じゃぁ…私は戻るわね。」
先生はカーテンを閉めて机に戻った。
「はぁ…」
オレはまじまじと舞のあざを見ながらため息をつく。
舞がこうなったのも、オレのせいだな…。
オレが責任とらないと。
オレは舞の痛々しいあざに薬を塗った。
舞は、触れるだけでも痛いのか、寝ているのに顔をしかめていた。
