何度でも君を・・・



-優真side-



「うん!じゃぁ…もう行くね!」





と言い、少し微笑んでから舞は俺の横を通りすぎた。




本当に…大丈夫だろうか。



オレは、舞にいやがらせをしている人物のことが気になってしょうがなかった。







実は、舞と同じクラスのヤツに舞の周りでおかしいことがないかと聞いてみたのだが、何もないと返ってきた。



今日の収穫はなしということだ。




今日も、何もなければいいが…




妙な胸騒ぎがする。





「大丈夫、か…」



オレが小さく呟いたとき、後ろから物凄い衝撃を受けた。











「ゆうーま!」




…千里が抱きついてきたらしい。




「きもいんだよ。離れろ。」




そう言って千里をすぐに離し、振り返る。






そこには、満面の笑みの千里と、少々呆れ顔の舞の妹がいた。




「優真ー部活行こうぜ!」




「…うん」



千里の扱いが面倒だったので、素っ気なく返事をする。



…ん??


部活??



「おい千里…お前、今日部活行くのか?」



「おぅっ行くぞ!」



珍しいこともあるもんだ。



というか、部活に行くのになんで舞の妹もついてくるんだ…??




不思議に思い、舞の妹をチラッとみると、オレの視線に気付いたのか。




「あっあたしもサッカー部のマネすることになったから!!」



と答えをくれた。



オレがなんも言ってないのに答えるなんて…コイツ、鋭いっつーか勘がいいっつーか…。



天野姉妹は勘が鋭いのか…



舞も結構勘が鋭いほうだ。






しかしよく見れば似てるな、この姉妹…。



今まで舞の妹をじっくりと見たことはなかったが。



舞と性格も顔も似ている。




やっぱり双子なんだな…と納得した。