―――次の日。
いつも通りに起きる。
朝ごはんを食べて、制服に着替えて、アイロンで髪をストレートにする。
今日はちょっとメイクもしてこうかな…なんて。
そこまで考えて、鏡の中で苦笑いをする。
恋のチカラってすごいなって、改めて思う。
毎日会うだけでも、その人の目にかわいくに映っていたいだなんて。
ほんと、この何日か好きなだけなのに、心は好きになって1年以上みたい。
どんだけ好きなんだか。
とりあえずバレない程度に薄くメイクして、リビングに行った。
リビングでは、まだ零ちゃんがパンを食べていた。
「…零ちゃん、遅い。」
あたしはいつもしないメイクまでしたのに(ちょっとだけど)。
「ごめんごめん。もうちょっと待って!」
そう言う零ちゃんは、全然急いでない。
「…。」
マイペース、だなぁ。
てゆーか、時間にルーズなのかなぁ。
まぁ、まだ出る時間じゃないからそんなに急がなくてもいいんだけど。
そんなことを思いつつ、テレビを見ていると。
ピンポーン♪
家のチャイムが鳴った。
「(…こんな朝はやくから誰だろう?)」
不思議に思いながらも玄関の扉を開ける。
「はーい??……………………。」
なんで―――…。
朝の訪問者を見たとたん、驚きのあまりに固まってしまったあたし。
そこには―――…
