「…なんで隠すんだよ。オレには隠しても無駄だぜ。」
…なんで優真君にはわかっちゃうのかなぁ?
あたしは渋々話すことにした。
迷惑かけたくなかったんだけどな…。
うそ。
ほんとはすっごく聞いてもらいたかった…
「あのね、突き落とされたの…」
「誰に??」
「誰かはわかんない…けど、男だった。その人、笑ってた…」
あの男の気持ち悪い笑みを思い出す。
あたし、下手したら骨折とかしてたんじゃないかな…。
想像したら急に怖くなって、寒気がする。
「そっか…。他になんかされなかったか??」
他に…
あっ
「今日の朝、うち履きに画鋲入ってたのと、あたしの机とイス、のりでテカってた…」
これがあたしのこと突き落とした人がやったとは限らないけど…。
「…いやがらせだろ。」
「そうだね…。」
「てかお前、なんで1人でいたんだよ?」
「あ…教室に筆箱忘れちゃって、とりにいってたら…。」
「なるべく神崎といろよ。」
「うん…わかった。」
「ほんとはオレがいればいいんだけどな。」
「え?なんで?」
「オレ男だし。」
そ…そういう問題??
「ま、帰りは一緒に帰るか。」
「へっ!?」
これから優真君と一緒に帰るのおぉぉぉお!?
やばい…。
うれしすぎる…!!
